切り折り紙・ペーパークラフト
ヤムシスワークスさん
無表情でありながら語りかけてくるような人間味を醸し出すカエルたち。数体を意図なく並べただけでも物語のように見え、あの鳥獣人物戯画を連想してしまう。ヤムシスワークスさんが紙だけでこの雰囲気を表現できるようになるまでには、相当な試行錯誤があったという。
「カエルはつなぎ目のないのっぺりした生き物なので、切り折り紙で納得のいく作り方が思いつかず、腕も未熟だったのでなかなかこれだというものが作れませんでした。そんな時、インスタに載せた昆虫の作品を見た海外の方から制作の注文が入り、それをきっかけにアメリカやイギリスからたくさんオーダーが入るようになりました。色々なオーダーをこなしているうちに腕が上がり、大好きなカエルも作れるようになったんです。」
ダンボールカエル(ヒキガエル)
コーヒーの空きダンボールから生まれたマッチョなヒキガエル。カエルの柄もダンボールの柄を活かしている。
ダンボールカエル(アオガエル)
緑茶やほうじ茶、その他飲料の空きダンボールから生まれたカエル達。緑茶(お~いお茶)のダンボールでできたカエルの投稿がバズったことがきっかけで、カプセルトイ化につながった。
「クラフトチョキはかなり前から使っています。いろいろなハサミを片っ端から試しましたが、グリップが大きくて切れ味の良いクラフトチョキにたどり着きました。その後、ダンボールアーティストのオダカさんから【Gクラシック】アルスヌーボーロングアーム GC-380を紹介してもらって使い始めました。紙を切り抜くときは紙を回しながら切るので、ロングアームの長い柄は回した紙がハサミを操る手とぶつからずとても助かります。また、カエルの手足の切り抜きや花のシベのフリンジなど繊細なカットには細く短い刃がとても役立ちます。」
こちらはヤムシスワークスさんの紙のカエルをそのまま樹脂で制作したカプセルトイ。1カプセルに2体の腕組みガエルが入っている。
カエルとビキャクダケ
「ビキャクダケ」は、ある日突然カエルから生えてきて、ある程度成長すると抜け落ち、宿主のカエルにずっとついて回る二足歩行の謎のきのこ。はじめは戸惑うカエルだがいつしかかけがえのない存在になっていく。ヤムシスワークス作品の人気キャラのひとつ。
桜とアマガエル
花とカエルシリーズの中でも一番人気の桜とカエル。冬眠しない切り折り紙のカエルならどんな季節も自由に表現できる。細い桜のしべも美しくカットされている。
リビングに鎮座するカエルたち。以前は本物のカエルを飼っていたが、餌になる大量のコオロギが奥様に不評で飼育は諦めたとか。
ノーパンアカオニ
2023年節分用。カエルと対峙する怖い赤鬼を独特なバランスで作った作品。
今回の撮影で制作いただいたカエル。彼岸花の作品とともに。
ミルクドラゴン
牛乳パックで作った切り折り紙のドラゴン。切り折り紙のカエルを乗せて牛乳の消費拡大を促進する旅をしている。
愛用のハサミ
【Gクラシック】アルスヌーボーロングアーム GC-380(レーザー刻印で名入れ)