犬の洋服

山本真寿美さん

山本 真寿美

犬の洋服作家・講師

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ジャージなど実用的な素材を使った普段着からドレスやコートと言ったフォーマルなデザインまで幅広い犬の洋服を制作する作家。著書の「商用OK! かわいい犬のお洋服」は重版を重ねる人気本となっている。


犬に負担をかけたくない。それが山本さんが大切にしているデザインコンセプト。犬の体格は千差万別。既製品では胴回りのサイズに合わせると袖口やすそのサイズが合わないこともしばしば。手作りならではの細かいサイズ調整で、その犬にピッタリの洋服を作りたいという人が遠方からも山本さんの教室に集まる。

「子供の頃は縫い物があまり好きではなかったんです。夏休みの縫い物の宿題も母にやってもらっていたくらい。バブル期の子育てで子供の服が高価なものばかりなのにうんざりして、花嫁道具のミシンで子供服を作ってみたら、意外と楽しく作ることができたんです。その時の経験が犬の洋服づくりにいきています。」

ドットのかぼちゃパンツとワンピース

同じ生地を使用してお揃い感が出るように演出

ダッフルコート

シャギーウールを使用した贅沢なダッフルコート

山本さんの著書「商用OK! かわいい犬のお洋服」

小型犬を中心に、ぴったりサイズの洋服が作れるレシピを多数紹介されている。

アトリエでは定期的に教室も開かれるため、たくさんのミシンが並んでいる。



「アルスさんのハサミは、刃が生地とぴったりついてとても切りやすいんです。犬服の制作過程で、裁断はけっこう大変な作業なので、そこを気持ちよくを済ませることができます。」画像のハサミはiDチョキのロングタイプ

「今後の課題は後進を育てることです。これまでにデザインしたたくさんの型紙があるので、それらを使って指導してくれる人たちの輪が全国に広がってくれると嬉しいです。」

「教室のクラフトチョキはいつも生徒さんどうしで取り合いになるので、最近はたくさん用意しています。(笑)」

ピンセットを使いながら丁寧にミシンをかける。画像のハサミはiDチョキ(多用途タイプ)。


iDチョキの多用途タイプを使って細かくノッチを入れる。この一手間で曲線が綺麗に出て、着心地の良い服になる。

「犬の洋服づくりを始めたのは、我が家の犬にピッタリ合うサイズの服がなかったからなんです。」


ウールニットのワンピース

チュールフリルをたっぷり施した女の子デザイン。首周りと袖下にストレッチレースを使いおしゃれ感を演出

リバティのリボンバルーンタンクとヨークフリルワンピース

お揃いのリバティの生地で男の子用と女の子用にデザイン

愛用のハサミ

左:iDチョキ(ロングタイプ)ライトパープル ✕ パープル

右:iDチョキ(クラフト・多用途タイプ)レッド ✕ オリーブ ※いずれもレザー刻印による名入れ

山本 真寿美

犬の洋服作家・講師

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