OWNER'S VOICE


オダカ マサキさん

ダンボールアーティスト

オダカマサキさん

HP

Instagram

Twitter

 

 独自の世界観とテクニックを駆使して制作するダンボールアートは世界中にファンを持つ。テレビや雑誌を始め多くのメディアで取り上げられている他、全国から展覧会の依頼が殺到。プロダクトデザイナーとの二足のわらじて多忙な日々を送る。

著書に「オダカマサキ ダンボール アートワークス(新紀元社)」がある。


引っ越しの際に出たダンボール箱で、息子さんと一緒に工作をしたのがダンボールアートを始めるきっかけになったオダカさん。
「子供って正直で、私がダンボールで何かを作ってあげても「かっこ悪い」とか「全然○○に似ていない」とか、ストレートに言ってきます。子供の要望に答えるために頑張っていたらいろんな技術が身につきました(笑)」

文福茶釜

2022年制作 ダンボールGフルート 剥がしダンボール

茶釜に化けた狸が火にかけられた瞬間、思わず中から手が出てしまった刹那を造形。茶釜と自身の姿を混ぜて造形することで、彼の混乱や焦りを表現し、釜の中は影でブラックアウトさせて、異世界の入り口を示唆している。


ドラゴン

2020年制作 ダンボールGフルート

ダンボールの質感を活かしながら、手から飛び立つ寸前の躍動感あるポーズを造形。ダンボール面が広く残るように、細かい鱗ではなく大きめの甲殻と翼膜を配し、手やスパチュラで丁寧に捏ねることで、質感や生命感を込めることに注力した。

クトゥルー

2020年制作 ダンボールGフルート

星辰が正しき夏、ダンボールルイエとともに浮上した邪神。その姿を見たものは発狂し、ダンボールを求め彷徨うというこの世で最も邪悪なダンボールを目指し、力強さ、ぬらぬらの肌、鱗、しなやかな翼を捏ね分けた。

動物の毛などに使う極細のパーツを切り出していく。

「一日の作業が10時間を超えることも有り、腱鞘炎になってしまいました。アルスさんに相談したところこのアルスヌーボーを紹介していただき、それ以来ずっと使っています。」

このアルスヌーボー刃が短くグリップはしっかりと大きいので、テコの原理で硬いダンボールも圧倒的に少ない力でカットできます。このハサミがなければ僕の作品はできないと行っても過言では有りません。」